福島県三春町の歴史ある蔵を改修した飲食店。20年以上地元の方々に愛されてきた歴史的建造物を活用した蔵のカフェの運営体制が変わり、夜も飲食が楽しめるお店とすることに伴い改修を行った。長く親しまれてきた既存の雰囲気を受け継ぎつつ、既存の空間の再解釈と新たな要素を加えることで、多様な人々を受け入れられる、みんなが集まれる場とした。
既存の天井を取り外して構造躯体の梁組みが見え、ゆとりある天井高とし、統一感のある落ち着いた色合いの内装としている。厨房を合理化することによって店主と自然と会話が生まれる一人でも落ち着けるカウンター席を設け、空間を大らかに仕切れる建具によって少人数でも落ち着いて過ごせる個室スペースを設け、中央の大きなテーブルを囲んでまとまった人数でも楽しめる広間を設けている。異なるスケール感が居心地よく緩やかに共存できる空間とした。一角には小さなステージも設け、空間全体を包み込むコンサートの開催もできるようにしている。地元の方々も来訪者もが自然と集まり、自分の居場所と感じられる空間を目指した。
改修床面積: 約90㎡




