現存12天守の一つである丸岡城天守を望む霞ヶ城公園内の施設を再編成し、一箇所に集約した観光情報センターの整備。丸岡地域全体の新しいゲートとなり、周辺地域への周遊を促すための拠点となる施設をつくる。周辺からの視線を遮らない平屋とし、周辺からも天守が望める配置計画とした。室内は大スパンの無柱空間を実現し、室内からの眺望を最大限生かす計画とした。天守から真っ直ぐに伸びる白山への軸線をコンセプトに、越前織をモチーフとしたドレープ状の屋根をくぐり丸岡城へ向かう、地域性を取り込んだ建築を目指した。
S造 / 平家 / 建築面積:1,166㎡ / 延床面積:1050㎡