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浦安旧漁村の住文化の継承(2014-) 日本建築士会連合会第10回まちづくり賞


Creative Fields
Teritorial Design, Urban Design



浦安市元町における住文化の継承を目的として、2014年から調査研究を行い、地域再生の提案を行った。東京大学地域デザイン研究室との協働プロジェクト。

日本建築士会連合会第10回まちづくり賞受賞。

日本建築家協会関東甲信越支部 地域に根ざす建築作品・活動2016 地域特別賞・災害対策委員会賞受賞。

浦安の住文化を活かしたまちづくり研究会・東京大学地域デザイン研究室編著「よみとき浦安元町 浦安らしさを受けつぐまちづくりへ向けて」2017(共著)

 

漁師町であった浦安元町地区
浦安市の猫実・堀江地区は、漁師町として栄え、古くからの漁村集落であった。地区を東西に流れる境川にはべか舟がつけられ、男性はそこから海へ漁に出て、女性・子どもは家の前の路地や近くの作業場で貝むきや海苔すき作業をして生計を立てていた。1949年のキティ台風で多大な被害を受け、境川の護岸整備が進められ、さらに1958年の江戸川工場汚水放流事件を契機に1971年には漁業権を全面放棄した。その後、都心への通勤圏という立地のよさもあり住宅地化が進んでいる。一方で、漁師町時代からの地割や古い木造住宅や路地は現在も残っており、木造建物の密集市街地となっている。
首都直下地震が危ぶまれている中で、同時多発火災等の「突発性リスク」軽減のための防災性向上は喫緊の課題として捉えられている。2014年には土地区画整理事業が一部完了し、地区中央を南北に貫く道路が拡幅・整備され、沿道には新しい住宅が建ち並ぶ。また、市による建替え困難宅地の買取りも進められている。その一方で、漁師町時代から続く外部空間と一体となった暮らし方は薄れ、個々の生活が内に閉じ均質化が進んでいる。旧漁師町の住文化という地区の固有性が次第に失われていくことを「進行性リスク」として捉え、両リスクへの対応が求められている。

調査から実践への展開
本研究会は、これまでの3つの段階で活動を行ってきた。
①受け継ぐべき住文化を明確化し記録すること(調査・研究)
②防災性を向上しながら住文化を受け継いでいく実践的手法の開発(提案)
③これらをもとに市や住民等とのアクション(協働)
まず、文献や資料などから地域の成り立ちを理解し、綿密な現地踏査、お祭り調査、住民へのヒアリング等を実施した。それらをもとに、漁師町の生活を基盤に形成されたまちの構造を明確にし、構成要素として、①ロジ空間、②ガワ・アン街区、③境川を中心とした住文化、をデザインコードとして抽出した。
地域に点在する空地(建替え困難宅地を買取りした市有地)に着目した。空地を地域資源として捉えれば、大きな改造を行わなくても(前述のデザインコードを残したまま)地区の防災性向上を実現することが可能と考えた。漁師町からの外部空間の使いこなしを文化として評価し、空地活用を中心としたまちの将来像を提案した。
ここまでの活動内容をまとめ、「よみとき浦安元町」(A5判、約90頁)を作成し、地域にも配布した。住民等との対話ツールとして活用できるよう、冊子のデザインを意識した。現地の空きスペースを活用した展示会も行った。展示は空きスペースの一時的な活用の実験でもある。開かれた取り組みを通して参加者を広げ、より多様なアクションへの展開を検討している。

 

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