所在地:東京都杉並区西荻北3-40
竣工:2016年7月
用途:地域産品販売情報発信施設・弓道文化伝承施設・弓道場付帯施設
規模:木造・地上1階・延床面積77.20㎡
岡山県高梁市出身の弓道の大師範である吉田能安氏が亡くなった後、杉並区西荻窪の自宅と弓道場とが市に寄贈されました。既存の弓道場は引き続き使われていますが、老朽化した自宅の部分を整備し、隣接する弓道場の付帯施設、高梁市の物産や情報発信施設、弓道の文化を展示・伝承施設を兼ねる機能をもつ場をつくるプロジェクトです。
様々な用途に対応できる和室と土間の2つのスペースからなり、2つのスペースをおおらかにつなぐ大きな屋根を架けています。弓道にちなんで和弓型の集成材の張弦梁で屋根を支えています。既存の弓道場と調和しながら、西荻と高梁の2つの場所の特性を活かした新しい空間をつくりました。